【世界陸上ロンドン8月開幕 TBS】

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【世界陸上ロンドン8月開幕 TBS】
《日本選手権混成前日》
明日から日本選手権混成。右代は日本記録更新に、中村は2連勝に意欲。優勝すればロンドン世界陸上代表に決定

 中村明彦(スズキ浜松AC)と右代啓祐(スズキ浜松AC)のリオ五輪代表コンビが、明日から2日間長野で行われるロンドン世界陸上選考競技会の日本選手権混成(男子十種競技、女子七種競技)で激突する。標準記録を破っている2人のうち、この大会に勝った選手はその場でロンドン世界陸上代表に決定する。3位以内なら2週間後の陸連理事会で、代表に選考される可能性が高い。

 優勝者は“キングオブアスリート”と称えられる十種競技は今、史上最高レベルにある。
 右代は日本人初の8000点突破者で、日本記録を3回更新してきた。現在は8308点と世界陸上の入賞も期待できるレベルまで記録を上げている。日本選手権混成は2010年から15年まで6連勝した。
 昨年の日本選手権混成は右代がケガで途中棄権したが、中村が8180点の日本歴代2位で優勝し、昨年のリオ五輪と今年8月のロンドン世界陸上の標準記録を同時に突破した。
 オリンピックの十種競技に日本人2人が出場するのは、戦前のアムステルダム五輪(織田幹雄が日本人初の金メダルを取った大会)以来、88年ぶりの快挙だった。

 右代は前日会見で、自身の持つ日本記録更新に意欲を見せた。
「昨年は1種目目の100mが終わったところで棄権してしまい、連覇も途絶えさせ、とても悔しい日本選手権でした。今年4月のTOKYO Combined Events Meetでも思った結果を出せませんでしたが、その後は(軽い痛みが続いていた)ヒザの状態も良くなり、しっかり練習を積めた。同じチームの後輩で、素晴らしい選手である中村と2人で自己記録を出し、世界陸上へ弾みのつく日本選手権にします」

 一方の中村は初めて連覇に挑む。さらには自身初めて、2週間の間隔で十種競技に出場する。
「この試合に向けてどのくらい疲労を取ることができるか、ある意味ぎりぎりの試合になりますが、ここで自己記録に近い得点を出すことができたら、かなりの自信になりますし世界陸上への弾みにもなる。自分のペースを作りながらも、混成競技独特の(お互いに好パフォーマンスを応酬する)雰囲気も利用して、右代さんと高め合った上で、競り勝てるようにしたい」

 2人のタイプが異なることも、今の十種競技を面白くしている理由の1つ。
 1日目は100mや400mなど走種目を得意とする中村がリードする。2日目は円盤投、やり投と投てき種目に強い右代が追い上げる。
 初日の得点の目安4000~4200点。中村が8000点を超えた3大会は、初日に4200点台を出している。右代は初日が4000点以上なら、必ず8000点を超えてくる。
 初日に目標とする得点を質問すると、中村は「自分は初日勝負のタイプなので、取れるだけ取りたい。4200点を超えたら自己記録も行くんじゃないかと思える」と答えた。
 日本歴代2位を出した昨年は、初日が4278点だった。それよりも少し低い得点を答えたのは、2日目に点数を伸ばす自信があるのだろう。4月のTOKYO Combined Events Meetの際に、苦手としてきた投てき種目で手応えを感じていると話していた。
 一方の右代は「前半の中村、後半の右代と言われていますが、4200点は取っていきたい」と答えて、会見場にいた記者たちを驚かせた。
「10種目全部で自己新を出したいし、初日に4200点を取れれば8500点が見えてくる」
 そのくらい強い気持ちで、明日からの日本選手権混成に臨むという意思表示だろう。

 初日に200点以上の点差をつけると中村が安全圏になるが、中村の2日目の手応えを考慮すると、150点のリードでも逃げ切る可能性はある。そのくらいの差を目安に累計得点の推移に注目しながら、初日5種目の2人の対決に注目してほしい。その様子は明日夜のS☆1でも放映される。

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