【世界陸上北京8月22日開幕】

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【世界陸上北京8月22日開幕】
<北京への戦い@日本選手権1日目>
海老原と西原が世界陸上代表入り。男女200 m予選で好タイム続出

 初日に世界陸上代表を決めたのは女子やり投でV8を達成した海老原有希(スズキ浜松AC)と、女子1万mに2連勝を飾った西原加純(ヤマダ電機)の2人。
 男女200 m予選では世界陸上標準記録突破者の福島千里(北海道ハイテクAC)、藤光謙司(ゼンリン)、高瀬慧(富士通)が好タイムで決勝進出を決めたのに加え、飯塚翔太(ミズノ)が20秒42と初の標準記録突破に成功した。

 今大会での代表入り第一号となった海老原は、「女子やり投がいつも日本選手権の初日なので、だいたい私が最初なんですよ」と、特別な感慨はない様子。「それよりも本番でしっかりと結果を出したい」と気持ちを引き締め直した。
 3回目までにしっかりと記録を残すことが、今大会の目標だった。優勝記録の59m11は2回目だったが、世界陸上の予選突破やベストエイトに残ることを考えると物足りない。
「2投目まではそんなに悪くなかったのですが、3投目にまとめきれませんでした。脚の動きを気にしていたら手の動きがおろそかになる、手を意識すると脚ができない。一番難しい部分ですが、一番やらなくちゃいけないところです。なんとも言えないですね」
 課題の残る日本選手権となったが、8回目の優勝はこの種目で過去最多。日本の第一人者として、世界と戦うモチベーションは高まる一方の様子。
 世界陸上につなげられる部分として「前半から思い切り投げられるようになっています。(足首の痛みをかばっていた)昨年とは違って、怖がらずに行けている点はすごく良い」ことを挙げた。
 今季は4月の織田記念で58m78、5月のゴールデングランプリ川崎で63m80(日本新)、6月の日本選手権で59m11。7月にもう1試合を入れて最終チェックをして8月の北京世界陸上に挑む。

 女子1万mは西原、高島由香(デンソー)、萩原歩美(ユニクロ)、山崎里菜(パナソニック)、清田真央(スズキ浜松AC)と5人の標準記録突破者が出場した激戦種目だった。
 6000mを過ぎて高島が「ラスト勝負では西原さんに負ける可能性がある」と前に出たが、それほどペースは上がらない。7000mからは加藤岬(九電工)が、8300mからは再度高島が先頭に立ったが、どちらも決定的なペースアップにはならず、残り2周(800 m)では高島、萩原、西原、山崎、小原怜(天満屋)、沼田未知(豊田自動織機)の6人が先頭集団に残っていた。
 残り1周の鐘を聞くと同時に西原が飛び出し、ラスト1周を65秒でカバー。高島を7~8m引き離すスパートで、32分06秒48で2連勝を飾った。
 標準記録を破っている西原は、優勝したのでその場で代表に決定。高島は2位に続いたが、3位に標準記録未突破の小原が入り、萩原は4位と後れをとった。高島の代表入りは有力だが、萩原については陸連がどういう判断を下すか予想できない。

 男子200 mに出場した標準記録突破者2人は、それぞれにテーマを持って予選を走った。タイム的によかったのが予選2組を20秒37で走った藤光で、自己記録に0.04秒差と迫った。
「体が動く感覚があったので、前半をどういうイメージで入れば、どのくらいの出力になるかを見たかった。もう一度自分の中で整理をして、明日の決勝で最大のパフォーマンスを出せるようにします。20秒1台、2台は目指せると思います」
 5月に20秒14の日本歴代2位で走った高瀬は1組で20秒55。
「20秒14のあとに2週間休まないといけませんでしたが、今日は思ったよりも上がってくれました。今日は20秒5台を出せればと思っていた通りのタイム。お尻や内転筋など、使いたい筋肉が使えたので、もっと反応がよくなる」
 手応え十分の様子だった。
 3組では3月の故障で出遅れていた飯塚が、20秒42と初の標準記録突破。「脚の回転が速くなった」と、こちらも明るい表情。同じ3組の2位は高校生のアブデル・ハキーム・サニブラウン(城西大城西高)は20秒56。桐生祥秀(東洋大)の高校2年最高(20秒70)を大きく上回り、桐生の高校記録(20秒41)に次ぐ歴代2位に進出した。
 今日の男子200 m決勝は、20秒台前半に数選手がなだれ込む激戦となるだろう。優勝タイムが20秒03の日本記録にどこまで近づくか。
【すべてがつながる瞬間がある】
#日本選手権 #世界陸上

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