【世界陸上北京8月22日開幕】

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【世界陸上北京8月22日開幕】
<北京世界陸上への“つながり”@日本選手権1日目>
マラソン代表・前田との約束を果たした西原の1万m代表入り

 女子1万mに2連勝して初の世界陸上代表入りを決めた西原加純(ヤマダ電機)は、佛教大では女子マラソン代表の前田彩里(ダイハツ)の3学年先輩だった。佛教大は西原が3年時(2009年)に全日本大学女子駅伝初優勝を達成し、翌年は西原3区、前田5区で2連勝して黄金時代を築いた。
 佛教大では2人の先輩に当たる木崎良子(ダイハツ)が、マラソンで2013年のモスクワ世界陸上4位と大活躍しているが、昨年はアジア大会1万mに西原が出場。前田が今年3月の名古屋ウィメンズマラソンに2時間22分48秒の好タイムで日本人トップとなり、北京世界陸上代表入りを決めた。

 西原はチームの後輩が出場していたため名古屋ウィメンズマラソンを現地で観戦&応援したが、そのときに前田とも話す機会があった。
「レース後に彩里から『先輩も一緒に(北京へ)行きますよね』と声をかけられたんです。それがずっと頭に残っていたのですが、これで彩里にも、良い報告ができますね」

 前田から声をかけられた時点では、西原は昨秋から続く左脚太もも裏の痛みが完治していなかった。それが原因でアジア大会は8位と煮えきれない結果に終わり、12月の全日本実業団対抗女子駅伝もエース区間を外れ2区(3.9km)を走った。日本選手権も「半分くらいの人に、間に合わないと思われていた気がします」(西原)
 標準記録を破ったのは昨年4月のレースで、その後は32分を切っていなかった。今年4月のカージナル招待は32分23秒65、5月の東日本実業団5000mは15分50秒台だった。
「東日本は50%か60%でしたが、1カ月合宿して、70%か80%くらいに上がって来ました。でも今日レースを走っていて、トップ集団についていくことができ、意外と戻っているな、と感じていました」
 その背景には、ケガをしているなかでもウォーキングや補強など、地道なメニューに前向きに取り組んだことがあった。「やれることをやって、明るい精神状態でいられました」

 メンタル面では、前田が大試合でもほとんど緊張しないタイプなのに対し、西原は「大きな大会ではひるんでしまう」のだという。昨年の日本選手権も終盤で「自分が優勝していいのかな、という気持ち」が出てしまった。アジア大会では練習過程が万全でなかったこともあり、不安を持って走ってしまった。
「日本選手権はチームの後輩が追い上げてきて、なんとか逃げ切ったら優勝もしてしまったレースでした。今年は少しは期待もされて、世界陸上という大きな大会の選考会でもあったので、去年よりも優勝を明確に意識して取ることができた。世界陸上では、堂々と良い順位を取る、という気持ちで走ります。アジア大会みたいなへなちょこの走りをしないようにしないと」
 今回の日本選手権優勝までの過程で西原は自信をつかんだ。北京世界陸上では後輩の前田に負けない結果を出してくれそうだ。
【すべてが“つながる”瞬間がある】

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