【世界陸上北京8月22日開幕 今日は50日前!】

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【世界陸上北京8月22日開幕 今日は50日前!】
<日本選手権混成を熱くするビッグ2 ②>
今季の出遅れが不安要素だが、日本記録保持者・右代が6連覇に挑戦

 十種競技日本記録(8308点)保持者の右代啓祐(スズキ浜松AC)が、6連勝を懸けて日本選手権混成(7月4~5日:長野)に挑む。昨年のアジア大会で金メダルを取った右代は、日本選手権8位以内で8月の北京世界陸上代表は決定する。棒高跳などで最初の高さに失敗する“記録なし”をしなければ、代表入りは確実だ。焦点は、好調の中村明彦(スズキ浜松AC)の挑戦を退けられるかどうか。

 右代は4月の日本選抜和歌山大会で7739点の2位(8043点の日本歴代2位をマークした中村が優勝)。2種目めの走幅跳で6m67と大きく崩れ、砲丸投も自己ベストから約1m悪かった。初日の合計が3902点で、前半を得意とする中村には350点もの大差をつけられた(中村は十種競技前半の日本最高である4252点)。

 右代の得意種目は投てき3つと棒高跳の、パワー系と言われる種目。5月末に遠征したゲッチス国際(オーストリア)は混成競技のオールスター戦的な大会だが、その円盤投で右代は48m72を投げ、この種目では参加選手中トップの記録だった。
 その円盤投、棒高跳、やり投と続く2日目で逆転するのが右代の勝ちパターンだが、和歌山では初日の350点差に「焦りも生じていた」と陸連強化関係者は見ている。46点しか中村を追い上げることができず、2009年6月以来、約6年ぶりに日本選手に敗れた。
 右代は「力が余ってしまっている状態」と和歌山を振り返っている。久しぶりに不完全燃焼に終わった試合だった。

 和歌山の敗戦を、松田克彦コーチは次のように見ている。
「(和歌山と日本選手権で日本新を出した)昨年と同じ冬期トレーニングをする方法もありましたが、右代はもう一段階上げたいと考えて、全体的に底上げをする新しい挑戦を取り入れました。それが、試合でまとまりきれていなかった」
 昨シーズンは2月にニュージーランドで試合をこなして4月の和歌山に合わせ、6月の日本選手権で一度ピークをもってきた。アジア大会が9月末だったので一度作り直すことができる日程だった。
 それが今季は日本選手権が1カ月遅くなり、それに対して世界陸上が8月後半と、代表として戦う試合が昨年より1カ月早くなった。日本選手権後に作り直すことが難しいため、試合に入る時期を遅らせたのである。
 冬期練習を長くとれた分、新たな取り組みもすることができたのだが、それがまだ結果として出ていない。

 右代自身は昨年と同じように「和歌山から全開で行く」と臨んだが、調整の後れは明らかで、それに加えて中村の好調さに影響された部分もあった。
 立ち直るきっかけは前述のゲッチス国際に出場したことだった。混成競技選手にとっては憧れの大会。世界のトップ選手が集まり、陽気な雰囲気のなかで試合を進めていく。
 結果は7927点で13位と良くはなかったが、和歌山と比べると上向いた。松田コーチは「自分のペースでやることの重要さを再認識したようです。帰国してからは気持ちも動きも、大きく変わりましたよ」と、効果を強調する。

 和歌山の7739点からゲッチスの7927点へ。1カ月でプラス200点と考えると、日本選手権の右代は8100点前後まで戻してくると予想できる。中村の目標も8100点超えだ。
 日本選手権混成では過去3年間、右代と中村のワンツーが続いている。1日目の得点差と最終得点差は以下の通りだ。
■2012年 中村 60点リード → 右代327点差優勝
■2013年 中村176点リード → 右代 85点差優勝
■2014年 中村 82点リード → 右代273点差優勝
 初日の差が何点までなら逆転がある、とは安易に言うことはできないが、中村の初日は和歌山と同じ4200~4250点くらいと予想できる。右代は和歌山からプラス100~150点として4000~4050点くらいか。
 ①で触れたように中村の投てき種目が大きく伸びるようだと形勢は中村に傾くが、右代の復調が著しければ昨年のように後半で逆転する。どちらにしても、日本の混成競技史に残る好勝負となるはずだ。
【すべてがつながる瞬間がある】
#世界陸上 #日本選手権 #混成

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